―せんせいになって半年。体当たりで、理想の保育を実践中
4月にあすなろこども園に来て約半年。毎日があっという間に過ぎていってしまいます。環境も子どもたちの様子も日々変わるので、教科書通りにはいきません。
4月に来た頃は、私が話しかけても不思議そうにしていたり、固まってしまう子もいました。そんな子どもたちも今では私の名前を呼んで抱きついてきてくれます。保護者の方から「家でも先生の話をしています」と聞くと、「毎日がんばって声かけを続けてよかったな」と嬉しくなります。
先生からも、子どもからも、学ぶことはたくさんある
自分が初めてメインで動くことになった時のことはよく覚えています。他の先生のやり方をよく見ていたつもりだったのに、目の前のことに精一杯で子どもたちの声が聞こえなくなってしまって……。子どもに「さっきもこう言ってたよ」って言われて、「ああ、失敗してしまった」とすごくショックを受けました。それからは、どんなに余裕がなくても、自分の気持ちは一旦置いておいて、子どもの声をきちんと聞こうと意識しています。
相談があれば先輩の先生方に話しています。どの先生も私のことを尊重しながら、質問したこと以上のアドバイスをくれますし、廊下ですれ違ったときには「困ったことが何かあった時は、いつでも言ってね!」と優しく声をかけてくれます。子どもたちはもちろん、先生たちにも恵まれているなと感じています。子どもたちは「先生、大好き。一緒に遊ぼうよ」っていつも笑顔で誘ってくれるんですよ。
子どもの目線に立って、何をするにも120%で
子どもは、楽しい時も嬉しい時も、常に全力。だから、私も負けないぐらい力いっぱい向き合いたいと思います。叱るのも褒めるのも全力で。叱った後は子どもとちゃんと話をして、納得しているかを確認して、わかっていたら「よくわかったね」と褒めてあげたい。まだまだうまくいかないこともありますが、そうやって信頼関係を築いていきたいと思っています。
―子どもたちと同じように、いつも全力で楽しみながら。
保育士1年生の中村先生は、頼れる先輩と子どもたちと一緒に、日々成長しています。