保育士インタビュー

小さな失敗を繰り返しながら、自分自身も大きくなっていく。

吉永 千穂(よしなが ちほ) 先生

千代田町出身。保育士になって2年目。子どもの気持ちに寄り添い、メリハリのある保育士を目指して日々奮闘中。好きな食べ物はお寿司。なかでもサーモンが大好物。

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―3歳児の担任を務める、保育士2年目の吉永先生。
昨年度は緊張の連続でしたが、少しずつ自分自身を振り返る余裕も生まれてきました。

保育士としては2年目ですが、担当クラスでは私がこの園の先輩。ときには他の先生を引っ張っていかなくてはいけません。まわりの先生はクラスを問わず「困ったら聞きにおいで」と気にかけてくれます。違う園で働く友人からは人間関係の悩みも聞きますが、ここではギスギスした関係はありません。ここで働けて本当に良かったです。

前向きな吉永先生ですが、これまでには失敗もありました。

一度、気持ちに余裕がなくて園で泣いてしまいました。その日は休みの先生がいたので「ヘルプを呼んでいいよ」と言われていたのに、「自分でできる」と過信してしまって。他の先生が、私の様子がいつもと違うことに気付いて「どうしたの」って聞いてくれた時、涙があふれてしまいました。その時は情けなくて、まわりの先生にも申し訳なくて……。でもそこで吹っ切れた気がします。失敗をしないための配分も大切ですよね。「ここまではできる。ここからダメだったら助けを呼ぼう」という基準ができました。

保育をする上で意識していること。

子どもたちをたくさん褒めて、プラスの面に目を向けることです。切羽詰まるとつい声を荒げてしまうけど、自分の心に余裕があれば、もっといい面を見つけられるようになるかな。かといって、甘いだけも良くない。〝時々叱るけど、一緒に遊ぶと楽しい先生〟が理想です。保育園は家庭に近い環境で子どもが過ごす場所です。生活の中で、人間関係や生活習慣、いいことと悪いことを学ばせて、保育園の外でもやっていけるようにしてあげたい。手が出ちゃう子がいたら「叩くと痛いよ」って根気強く教えないといけません。大変だけど、一人ひとり違うから楽しいんです。今の目標は、この園で保育士を続けていくこと。結婚や出産を経ても、ずっとここで働きたいと思っています。

―頼れる先輩に囲まれながら、一歩ずつ理想の保育士に近づこうとする吉永先生。
日々振り返りながら、子どもたちと一緒に成長しています。

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主任保育士の仕事は、子どもと職員に寄り添うこと。

関谷 貴子(せきや たかこ) 先生

太田市出身、主任保育士。尊敬する人はマザー・テレサ。ジョギングやフラワーアレンジメントが趣味。「協力し合え、喜び合える、あすなろ保育園の環境が大好きです」。

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―大卒業以来、あすなろ保育園で働いてきた関谷先生。
主任保育士として、この園を最も長く見てきた職員のひとりです。

最初は規模も小さく、保育士は5人でした。その頃とは園舎も変わったけど、自由な保育の姿勢は変わっていません。「3つの心を育てる」という保育目標は、この園を作った先代園長の頃から受け継がれています。

あすなろ保育園の保育とは?

「○○式教育」といった特色を出すのではなく、子どもには音楽や運動、遊びなど様々な経験をさせています。1つの方向に偏らず、「こういう世界もあるよ」って伝えるのが大人の役割。その中で興味を持てることが将来につながるんです。保育って生きた人間を扱うことだから、計画通りにいかないのは当たり前。カリキュラムでは、動と静のバランスを取り、子どもが興味を持っていることを取り入れています。大事なのは、子どもの表情を見ながら、寄り添うこと。とくに、今担任をしている5歳児は人間関係が発達してきているから、ケンカの後も「お互いがちゃんと消化できているかな」と気を配っています。両方の話を聞いて、明日また笑顔で来られるようにね。

主任保育士として意識していることは?

物事の伝達には気を遣います。言い手と聞き手では捉え方が違うこともあるので、どの職員にも同じ言葉で伝えるように。保育中に話をするのは難しいので、夕方は職員室に集まって、皆で日誌を書きます。縦割りではなく、皆で1日の様子を伝え合っています。

関谷先生にとっての、理想の保育。

寄り添うこと、かな。子どもたちあっての職員だから、成長を見守りながら子どもに寄り添った保育ができればと思います。そのためには、職員を大切にする職場が必要だし、長く働くために、産休・育休も取りやすくないと、うちは全クラス複数担任なので有給は取りやすいですよ。園長からも、メリハリをつけて働くために、しっかり休むようにと言われています。

―主任保育士として、子どもたちとすべての職員に気を配る関谷先生。
3月には笑顔で子どもたちを送り出せるように、今日も全力で向き合っています。

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保育士たちの本音の話